私の「出会い」

八代支部

 卒業して今年で二十三年。今までの自分の人生を思い起こせば多くの『出会い』がありました。
 真和中・高校六年間、楽しかった寮の友人、大学の建築学を語り合った仲間達。就職した竹中工務店設計部の同期や先輩達。仕事では、神戸ワールド本社ビル、大分太陽の家ソニーの工場(設計競技優勝)、福岡の海ノ中道ホテル、福岡KBC放送局ビル等、巨大建築物の設計に携わってきた建築家としての生活には、まさに建築のプロに囲まれ様々な人とのすばらしい出会いの連続でした。
 本来建築が好きな自分としては、大学時代アルバイトをしていた大林組設計部の社員との『出会い』からも建築学的にかなり大きな影響を受けています。
 今から十三年前、竹中工務店を退社し和久田建設の後継者として八代に戻る事となりました。これから私の人生は急転換したわけです。
 技術の枠の仲間たちとの別れ、そして初めての異業種交流であるJCの入会により、社会貢献活動に熱中し、阪神大震災ボランティア、日本海重油災害ボランティア、タイ、ウドンタニ郊外の小学校建設支援等そこには技術の枠の中では出会えなかった学生やボランティア活動家達とのすばらしい交流がありました。
 『出会いは、与えるものではなく与えられる側面をもつ。』
 新しい出会いの中でボランティアを通じこの言葉を体験することができました。
 今は経営を通じた、今まさに新しい出会いの連続です、人との出会いが自己啓発に大きな影響を与える。
 出会いを通じ今を精一杯楽しんで生きていきたいと思います。
一四期 和久田数臣