ミレニアム元年、入試八分咲き。 それでも九大(9人)は新記録 |
ミレニアム元年入試は不況・就職難・少子化など時代を色濃く反映した入試となった。国立人気は完全に定着し、私大は冬の時代に入って久しく、受験生の私大離れは加速度的に進んでいる。 その中、本校勢は今春、国立大に六十六人が合格。昨年の八十六人には及ばぬまでも、数の上では、実質一校制になって以来、二番目の成果をあげることができた。ミクロ的に見ると九大の九人は新記録。国立医学部の六人も昨年と同数。早大の十四人は、遠く一九七二年の一五人以来、実に二十八年ぶりの快挙である。しかしながら、マクロの目で見るとき、中高一貫・少数精鋭を歌い文句としている本校にあって、目玉となる大学の合格者が出なかったのはいささか寂しく、桜八分咲きといったところであろう。本年積み残した課題を分析、反省し、来春こそ満開の桜をめでたいものである。 合格者に共通の点がある。授業、課外への出席率の高さである。「基本的な生活習慣の確立」の大切さが、やはり今春入試でも立証された。生徒の本分は勉学にある。学校とは学問知識の伝達の場である以上、それを授かる側の生徒に、無断の遅刻、欠席があってはならない。最近の某大手新聞社の世論調査によると、世間が学校に一番期待するものは学校側の「毅然たる態度」である。個性尊重と放縦とは似て非なるもの。生徒諸君もこのことを肝に銘じてメリハリのある生活を送ってもらいたい。さすれば結果は自ずとついて来る。 今年度の努力目標の一つは「遅刻、欠席の撲滅」である。 |
平成12年入試 上級学校合格者数 |
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過去10年間の卒業生数と上級学校合格状況 |
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